鉄瓶。
なかなかハードルが高いものと思われがちですが、まず実際に使ってみて感じたことからお伝えします。
●お湯が明らかにまろやかに美味しくなりました
まずは一番気になるお湯の味。
鉄瓶で、急須ではありませんので、水を沸かすときに使います。
よく、「まろやかになる」と言われますが、明らかに感じられるほど柔らかくなりました。
お白湯だと特に分かりやすいです。
取扱が楽になるよう、中がホーロー加工されているものもありますが、
Pint!でご紹介するものはもちろん全て鉄そのものです。
水の中の様々な物質やカルキ分を抑え、身体に吸収しやすい鉄分を含みます。
周りに鉄分不足という女性も多いですが、食生活の中では、鉄分はなかなか摂取しにくいようです。
サプリなどではなく、普段の水やお湯で補給できるのは自然で簡単ですね。
●鉄瓶との付き合い方はシンプル
実際に使ってみると、ルールはそんなに多くなく、シンプルということが分かりました。
大きくは2つです。
1.お湯を沸かしたら使い切って中身を空にすること
お湯を沸かしたら、使い切りましょう。
使い切る量だけ沸かす、ポットに移す、少し残ったお湯は捨てる、、、
熱くなった鉄瓶を空にすれば、余熱で中のお湯もすぐに蒸発して乾きます。
中が冷めてしまった場合は、水を捨てて少し火にかけて蒸発させればOKです。
2.中を洗わない、触らないこと
お湯を沸かすために使いますし、洗う必要はありません。
また、中も触らないでください。
内部底面に凸起が数個あり、気になりますが、これは製法上必ずできるものですので、そっとしておいてください。
詳しくは製品に同梱する取扱説明書にも記載がありますが、分からない点も多いかと思いますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
●水(お湯)と熱を感じます
火が鉄に当たり、鉄に包まれた水に熱が通じてお湯に変わります。
沸騰直前には水の音がたちはじめ、鉄瓶から響き出る柔らかく硬い、優しい強い音を聞き、
黒い体から吐き出される湯気を見て、熱い弦を布巾でくるみながら持ちます。
使うほどに中に湯垢で膜がはられ、強くなっていくというところもぐっと惹かれます。
そんなこちらの鉄瓶は、山形県の山形鋳物。
山形鋳物の特長は、他の産地に比べて薄い作りにあります。
肉厚は約3mmといいます。
鉄という素材ながら、使いやすく軽くするために薄い作りにする技術が発展したのだそうです。
鉄だけで製造され、内部外部とも、漆焼き仕上げ。
本物の鉄瓶です。
ちなみに、産地や職人によりますが、半分は機械工程という鉄瓶も多い中、
Pint!が製作を依頼している職人は全て手作業。
そのため、生産量は大変少なく、生産が全く追いついていない状況が続いていて、量産はできません。
お手入れや、欠品時の次回入荷予定等は、お気軽にお問い合わせください。
【素材】
鉄(焼き漆仕上げ)
【容量】
1.2L
【重量】
約1.3kg
【サイズ】おおよそのサイズ。それぞれ最長部です
本体直径(注口除く):13.5cm 注口まで含めた長さ:14.5cm
本体高さ:10cm 弦まで含めた高さ:18cm
【他の種類】
鉄瓶 六角 1.2L http://www.iichi.com/listing/item/471902
鉄瓶 鳳凰 1.5L http://www.iichi.com/listing/item/472601
鉄瓶 あられ・丸 1.2L http://www.iichi.com/listing/item/495608