【素材の面白さにスポットを当てたシックな夏小物】
素材の面白さを活かすため扇面には一枚一枚、少しづつ表情の違う箔をランダムに押してレイヤー感を楽しめる斑押しを施しています。
扇面の主役の箔は「燻銀」を使用。
銀箔にエイジング加工を施すことで独特の色味を得ています。
銀には大気中に含まれる硫黄分と反応し表面に幕を作る性質があり、光を透過しなくなるまで幕が出来ると人の目には黒色に映ります。
これは慣用句に使われる「燻銀」の元現象です。
この燻シリーズでは、ゆっくりと膜が育っていく過程で出てくる途中の色味と熟成しきった燻銀の色味をお楽しみ頂けます。
人工的に着色するのではなく素材が持つ特性を活かして色味を得ているのでその独特の風合いは一枚、一枚微妙に表情が違い二度と同じものはできません。
【デザイン】
日本で使用されているオーソドックスな型。
扇面の面積が広く絵柄や紙の素材感の印象が押し出されたデザインとなります。
黒骨を採用する事で扇面とのコントラストが効きモダンで個性的なアイテムとなっています。
扇面の面積が広いことで骨の数が少なくてもしっかりとした風量を確保。
扇子を閉じた時にスリムで綺麗な形状となります。
カバンの中で邪魔にならないコンパクトなサイズ感となっています。
【ディテール】
扇面加工、折、附け、それぞれの工程の専門分野の伝統工芸士が連携して作る上品なハンドメイドの扇子は京扇子ならではの高級感を醸し出します。
京都に昔から伝わる箔押し、金彩加工を施す伝統の技術を活用し、印刷では表現が難しい質感を追求したオリジナルプロダクトとなっています。
【日本における扇子】
日本における扇子は神事や祭事の時に用いられたり、芸や武家、貴族社会の中で礼儀作法に組みこまれ、刀と同じように常に日本人の心として身につけてられて来ました。
また扇子はその形状が末広がりなことから送る相手の今後の繁栄を願うという意味合いを持ち、古くからギフトに使う文化を持った商品となっています。
暑い季節に鞄に忍ばせてあおいで涼をとる機能的な使い方を中心に観賞用としてインテリアに使われる事もある日本で長い歴史を持ち文化やアイデンティティーを内包する代表的な特産品となっております。
【素材】
扇面 和紙、銀箔
扇骨 竹
【サイズ】
高さ 約22.5cm×最大幅約40cm
開けた時、仰いだ時に和の香りがフワッと香るようになっています。
一本、一本ハンドメイドなので多少の個体差があります。
また金属箔を使用しているため光の当たり具合などで色味等が違う印象を与えるかもしれません。
ご了承下さい。
ご不明なことがありましたら是非お問い合わせ下さい。
【長く使って頂くための保存方法】
扇子を使わない時は閉じた状態で置いておくと開き癖が付きにくく良い形を保ちやすいです。
竹と紙の特性上、使わない季節は箱に入れ、最初に付属しているワッカ状の紙(セメ)を付けた状態で保管して頂くと綺麗な形で次のシーズンを迎える事ができます。
ですので、箱とワッカ状の紙(セメ)は捨てずに保管い
ただきますと長く綺麗にお使い頂けるかと思います。
もし無くした場合は紐などでゆるく縛っておくと代用できます。
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